安全性の確認について
無溶接工法の検討課題には不確定要素が多いために、計算だけでは成り立ちません。しかし一定の金具配置による実績があれば、鉄筋重量と配筋から、ある程度定量的な安全性の判断が可能になります。
提案内容と施工時確認・管理のチェック
- 吊筋時に補強リングが変形しないこと。変形していなければ、荷重均等分散ができる
- 均等分散後の吊荷重が、金具の引張荷重(変位許容値内)を超えず、余裕があること
- 補強リング間隔(≒座屈長)が許容範囲内にあること
- 最下端補強リング位置と杭底の離隔確認(CUP工法積算基準に記載)
- 実績から鉄筋重量・杭長・主筋単位断面荷重を確認
- 引張荷重発現を締付トルク値による間接管理、吊込作業前の増し締め